一個人の備忘録

メモのようなもの

【読書メモ】蹴りたい背中

うまくクラスに馴染めない女子高生の主人公が、あることをきっかけに同じくクラスに馴染めない男子、「にな川」と話すようになって、色々あって、みたいな話。

 

この主人公はもちろんにな川のことが好きなんだろうけど、にな川に自己投影してる部分もかなり大きいのかな。にな川を通して自分を見てるようなところが多々あるような。

だから蹴りたい背中というのはにな川の背中でもあり、主人公自身の背中でもあるのかな、とか勝手に解釈してみた。全然違うかもしれんけど。

オリチャンのライブの終わりににな川が自分の殻を破ろうとするシーン、迫ってくるものがあって胸を打たれたな。

 

蹴りたい背中 (河出文庫)

蹴りたい背中 (河出文庫)