一個人の備忘録

メモのようなもの

『探偵が早すぎる(下)』

 

 

 

父親の莫大な遺産を手に入れたことから、親族中に命を狙われることになった女子高生・一華。その親族たちが罠を張り巡らせた、四十九日の法要の日の攻防を描いた話。

 

「探偵」が全ての罠を発動前に解除していくところは、やや強引なのではと思う部分もありつつ面白かった。設定がほとんどギャグのような物語なのだが、ラストに少し意外な展開なんかもあったりして、読み終えた直後にこの作家の他の作品も読んでみたい、と猛烈に思わされた。

 

『探偵が早すぎる(上)』

 

 

 

何兆という訳の分らない額の遺産を受け継いだ女子高生・一華はそれを狙う親族たちから命を狙われるが、使用人の橋田が依頼した探偵によって狙った者たちが全て返り討ちに遭う。上巻はその返り討ちの様子を描いたパートで、下巻はいよいよ強敵(親族)たちと探偵との対決が始まる模様。

 

探偵が事件を推理するのではなく、犯人のやり方を推理して未然に防ぐという、またもや変な小説。この作家はこういう変な設定の小説ばっかりなのだろうか。しかし妙にクセになって、今のところハマってる。下巻も楽しみ。

 

『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』

 

ある成り金一家の結婚式で起きた不可解な毒殺事件を、「奇蹟」をどうにかして立証したい探偵が解決(?)する物語。

 

 今回は普通のミステリっぽいなと読み進めていたら、やはり始まる推理バトル。意外な真相が明らかになるが、それも二転三転する。最後の方の誰々が犯人なら◯◯なので、それはあり得ない、みたいな羅列は正直面倒くさくなって流し読みしてしまったが、今回も癖になる読後感だった。

 

『ダークレイン』

 

 

 

ダークレイン

ダークレイン

  • ルイス・アルベルティ
Amazon

 

酷い雨の日に、バス停留所に閉じ込められた老若男女。不思議なことに全員次々と髭面のオッサンになっていく。一体この怪現象は何なのか。

 

ストーリーはわけが分からないが、閉じ込められた人々の心理劇みたいなものがちょっと面白かった。武器を持って威張りだすところとか、お互い疑心暗鬼に陥って、犯人探しをし出す様子とか。あと、みんな次々にオッサンの顔になっていくところは、さすがに笑ってしまった。

『エイリアン:ロムルス』

 

 

植民地の劣悪な環境で働かさせる若者たちが、別の星に移るために宇宙船を盗もうとするが、実はその宇宙船にはエイリアンが潜んでいて、というお話。

 

ネットで調べると1と2の間に当てはまるらしい。そこを考えなくても楽しめる作品。アンドロイドの存在などの共通テーマは健在。

 

『シー・フィーバー 深海の怪物』

 

 

海洋生物の研究をしている学生が、実習のために漁船に乗せてもらって海に出るが、船が巨大なイカのような生物に襲われ、そいつが放った幼生に乗員が寄生されて、大変なことになるというお話。

 

単なるパニックホラーかと思いきや、巨大イカとの戦闘などは特になく、どちらかというと人間の心理的な部分を描いた作品。