一個人の備忘録

メモのようなもの

『ユージュアル・ネイバー』

 

両親を亡くして祖父母の元に引き取られた少女マリアンは、隣の敷地に住む病弱な少年アンディと出会う。少年の母親に二度と訪ねてこないように厳しく釘を差されたマリアンだが、密かにアンディの部屋に通うのだが、ある時アンディの家族の恐ろしい秘密を知ってしまう、というお話。

 

とにかくアンディの母親が怖い。冷静な時とヒステリックな時があるのだが、どちらもリアルで演技とは思えないほど。彼女には全く共感出来ないのだが、執着が捨てきれない気持ちは少し分かる。あと、他人から見れば狂ってると思うようなことでも、本人は全くそういう自覚がないんだろうなぁ、とか。

あまり救いのない終わりではあるのだが、ラストシーンだけ救いがあって良かった。