上空に宇宙船が出現してから30年近く経ったヨハネスブルグが舞台。エイリアンたちは第9地区と呼ばれるスラム街に隔離されていたが、ある時別の場所に移動させるプロジェクトが始まり、そのリーダーに任命されたのが主人公のヴィカス。ヴィカスは早速任務に取り掛かるが、その最中にエイリアンが所持していた謎の液体を浴びてしまい、そこから徐々に体がエイリアン化し始めて…、というお話。
これすごいなぁ。まだそんなに映画観て来てないけど、こんなに息つく暇もなく没入した映画は初めて。展開のテンポの良さもあるんだけど、とにかくストーリーが良くてぐいぐい惹きつけられる。
主人公は結構嫌な奴というか、エイリアンに対して差別的な扱いしたり、自己中心的だったりするんだけど、最後の最後にそうなっていくのかという気持ちの変化とかも良かった。
エイリアンに対する差別を描きつつ、それが現実世界での差別なんかを暗喩しているのも感嘆する。しかもちゃんとエンターテインメント性も保たれているという。
続編の話もあるらしいので、もし公開されたらこれはぜひ観なければ。
