一個人の備忘録

メモのようなもの

『ビザンチウム』

 

吸血鬼となって200年もの間生き続けている母娘が、ある海辺の古いホテルにたどり着く。そこで出会った病弱な青年と娘が恋に落ちたり、吸血鬼の同盟から追われて大変なことになったりするお話。

 

吸血鬼といっても、太陽の光を浴びても大丈夫だし、牙を剥き出して噛み付いたりするわけではない。爪が鋭く伸びて相手の血管を切り裂いて、そこから血を吸うというやり方。

後は、招かれないとその家に入れない部分は描写されていた。

ホラーものというよりは、母と娘の物語といった印象。母は娘を愛してるが故に束縛してしまうんだけど、結局最後には解放して別々に生きていく道を選ぶ。

永遠の命を得ることが本当に幸せなのかとふと考えさせられてしまう結末だった。