一個人の備忘録

メモのようなもの

『羊たちの沈黙』

 

FBI研修生であるクラリスはある時、連続殺人犯として収監されているレクター博士と面会するように上司に指示される。それは、世間を賑わせていた連続猟奇殺人犯のバッファロー・ビルを逮捕するのに、博士に協力を仰ぐためだった。博士と対面したクラリスは、自らの過去のトラウマと向き合うことになる。そんな中、議員の娘がバッファロー・ビルに連れ去られるという新たな事件が発生する。

 

ストーリーが面白いのはもちろん、レクター博士という稀代の猟奇殺人犯と、FBI研修生という、いわばひよっ子のクラリスの間に妙な信頼関係があったりとか、クラリスが子供の頃のトラウマとどう向き合ってるのかなど、人物の描写がとにかく面白かった。