一個人の備忘録

メモのようなもの

『エイリアン3』

 

前作で辛くもエイリアンクイーンから逃れたリプリーたちだったが、脱出艇に謎の火災が起き、囚人たちが暮らす星に不時着する。そこで一緒に脱出した他の三人が亡くなったことを知ったリプリーは落胆するが、脱出艇の中にエイリアンの痕跡らしきものを発見し、この星にエイリアンも一緒にたどり着いてしまったことに気がつく。そして囚人たちが次々に襲われ始め……。

 

冒頭でいきなり、せっかく必死で助けた三人(正確には人間二人とアンドロイド一人)が死んだのはがっかりだが、内容自体は面白かった。武器のない惑星でのエイリアンとの戦いというハラハラ感とか、最初はよそよそしかった囚人たちとの共闘の様子とか(まあほとんど全滅だが)。

最後の方の囚人たちが言った会社の助けを待とうという意見に対し、「会社が何をしてくれるというのか。見殺しにされるだけだ」というようなリプリーの言葉は、現実の社会にわりと当てはまる気がして乾いた笑いが出た。